失敗事例から学ぶ基幹システム構築講座

(コスト削減3)
「不況下こそITを戦略的に生かす!」
従来の販売統計情報が使い物にならない、コストが把握できない・・・良い基幹システムを導入しているのに、不況対策にまったく役立たないのはなぜだ?
(2009/5/14)
筆者:(IT コンサルタント)石田 富士夫
製造コストは把握出来ていますか?
さて、直接費、間接費別のコスト削減活動について考えてきましたが、上述したようなコストの内訳は把握できていますか? 製品別のコスト構造と実態が把握できていないと、正確かつ妥当な削減計画が立てられません。
製造原価は経理的にはマクロに把握できますが、決算上の製造原価は部門別・科目別でしか把握できません。製品別に原価を細かく捉えるには、生産管理システムから発生する各種の実績データを原価管理システムとして集約・分析する仕組みが必要です。
また、原価管理システムに実績データが正確かつタイムリーに投入され、運用されていることが重要です。しかし、原価を詳細に捕らえ改善につなげるまでシステムを活用できている企業はまだまだ少ないのが現状でしょう。
厳しくコスト削減を求められている時代であるからこそ、製造コストを常に把握できるシステムは製造業にとって必須のアイテムといって過言ではないでしょう。
(次回につづく)
「失敗事例から学ぶ基幹システム構築講座」目次ピックアップ
著者プロフィール

著者 石田 富士夫(ITコンサルタント)
中小企業向けビジネスソフト全般に対する情報化企画、要件定義、ベンダー選定、設計、製造、移行、運用に関する相談・指導に従事し、システムの構築・サポート経験は100社を超える。
主な得意分野は、生産管理、販売管理、在庫管理、購買管理、原価管理、財務管理など、ビジネスソフトの分野。
※ コラムは筆者の個人的見解であり、日立システムズの公式見解を示すものではありません。
※ 内容は予告なしに変更される可能性がありますので、あらかじめご了承ください。








