失敗事例から学ぶ基幹システム構築講座

(コスト削減5)
「コアコンピタンスとSWOT分析で製品戦略を強化する」
SWOT分析とは?SWOT分析のやり方と注意点、具体例、作成方法を解説します。【付録】SWOTのやり方(例題と回答)
(2009/7/13)
筆者:(IT コンサルタント)石田 富士夫
SWOT分析結果を経営戦略へ生かす
前段のSWOT分析によりA社のもつ要素が整理されました。この分析とコアコンピタンスを踏まえて、メンバーは以下のような新製品計画を立案し、具体的な計画作成について社長に提案することにしました。
新製品計画骨子
- (1) 中国商社と早急に小型製品に関する市場性の打合せを行い、小型製品のスペック、対象市場に対する販売戦略、価格戦略を立案する。
- (2) 得意技術、製造ライン、要員、部品、原材料等を最大限に活用し、開発コストを削減し、立ち上げ期間の短縮を図る。ただし、当社の売りである耐久性は失わないことに留意する。(過剰な仕様は不要)
- (3) 当面は当社のサービス網で対応可能な地域から販売し、サービスレベルの低下を防止する。
- (4) 熱交換機外注先のB社には試作段階から発注し作業が切れない配慮を行う。
- (5) 財務面での計画を早急に立て、実行計画の具体化をはかり、予算・期間の定期的フォローを行い、トップへ報告し指示を仰ぐ。
以上が、SWOTを活用し、自社のコアコンピタンスを再認識し、これを生かした新製品を計画立案する具体例です。読者の皆さんは、自社と違う、現実はそうはいかない、といった感想も多々あると思います。ここで読み取って頂きたい内容は、例題の内容ではなく、進めて行くプロセスと、考慮すべき内容です。先ずは、大きなテーマでなく、身近なテーマに絞ってSWOT分析を試行してみて下さい。
(次回につづく)
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著者プロフィール

著者 石田 富士夫(ITコンサルタント)
中小企業向けビジネスソフト全般に対する情報化企画、要件定義、ベンダー選定、設計、製造、移行、運用に関する相談・指導に従事し、システムの構築・サポート経験は100社を超える。
主な得意分野は、生産管理、販売管理、在庫管理、購買管理、原価管理、財務管理など、ビジネスソフトの分野。
※ コラムは筆者の個人的見解であり、日立システムズの公式見解を示すものではありません。
※ 内容は予告なしに変更される可能性がありますので、あらかじめご了承ください。








