失敗事例から学ぶ基幹システム構築講座

(企画4)
「自社の管理レベルのステップアップを目指すシステム企画」
システムを改善する背景には必ず業務プロセスの改善が伴います。より正しく、よりスピーディに業務を処理するためにはシステムも必須ですが、根幹にあるのは業務品質に対する目標の具体化です。この章では業務レベルの品質を上げるためにどのような方法があるか、解説していきます。
(2010/6/17)
筆者:(IT コンサルタント)石田 富士夫
今回は、自社の管理レベルに応じた基幹システムの導入計画の重要性についてお話します。
世の中には多くの基幹業務パッケージが業務のサポートツールとして提供されています。それぞれの製品はさまざまな特長を持っておりユーザは選択に困惑してしまいます。そのようなとき、各種の製品の機能を知ることは大切ですが、製品に目移りするのではなく自社のどんな業務にツール(道具)として導入するかを考えることが重要です。
「基幹システムの命運を分ける、計画段階の心得」でも書きましたが、「実稼働できる機能要件をリスクも含めて検討し、固めて行くことが重要」です。
ここで注目しなければならないことは、自社の管理レベルに応じた改革案でなければ実現性に欠けるということです。例えば、数十名で運営している企業に大企業のシステムを入れても稼動できないことは明らかです。これほど極端でなくとも、基幹システムを自社の現状にいかにフィットさせ、活用するかが企画段階で大変重要なことになります。
以下で、自社の管理レベルをどのように把握し、計画に生かしていけば良いかについてお話します。







